毎年発行しているコニカミノルタの研究・開発をまとめた技術論文集、テクノロジーレポートVol.20にEX感性が掲載されました。
EX感性で実装している各分析技術の具体的な紹介や活用事例も記載されていますので、是非ご覧ください。
要旨の引用
「売れるデザインを科学する」をコンセプトに、デザイン画像を解析して課題抽出から改善策提案までを定量的に行う新規事業、「EXplainable感性」について、これを特徴づける技術を紹介する。
搭載した技術は次の6項目に分けられる。1.訴求点に視覚的注意が向くかどうかを予測する注目性分析、2.デザイン画像が観察者に与える印象を予測する印象分析、3.色彩調和論のうち秩序の原理に合っているかの自動判定、4.色彩を自動的に調和させて改善案を提示する自動色彩調和化、5.輪郭線の混み具合を表す複雑度の数値化、6.主成分分析を利用したポジショニングマップの自動生成技術。これらの技術は、学術的に支持されているアルゴリズムを基にコニカミノルタ独自の改良を加えたものである。更にはEXplainable感性のコンセプトに合わせてパッケージ化したことで、価値のあるソフトウェアおよびサービス商品になった。今後も価値を提供し続けられるよう、新たな分析手法や画像特徴量の追加を検討しつつ、各アルゴリズムやデータセットの改良を進めていく。
本稿の最後には、提供する分析技術によって売上に繋がる改善効果があることを、飲食店の予約サイト写真改善によって実証した事例を示す。
レポートはこちらでご確認頂けます。
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