商品のパッケージや広告、Webサイト、店舗装飾など、日常生活のなかにはあらゆるデザインがあふれています。デザインは、モノごとの情報を捉えたり、イメージを印象づけたりするために重要な要素となり、企業のマーケティングを考えるうえでも欠かせない観点です。
消費者の目を惹いて興味関心を喚起したり、購買意欲を高めたりするには、ターゲット層が魅力に感じるデザインを検討することが重要です。
販促活動の一環として、さらにデザインに着目したマーケティングを行おうと考えている担当者さまのなかには、「デザインの観点はどれほど重要なのか」「デザインを考えるときに役立つアイデアはないのか」と疑問を持つ方もいるのではないでしょうか。
この記事では、マーケティングにおけるデザインの重要性と活用できるフレームワークについて解説します。
デザインが持つ本質的な意味とは
デザインというと「美しい」「きれい」「おしゃれ」「かっこいい」などの視覚的なよさを設計することと捉えがちですが、そのような意味だけではありません。
デザインが持つ本質的な意味は、消費者の課題・ニーズを踏まえたうえで、商品・サービスのコンセプトやイメージを具体化させて、価値を伝えることです。
色や形だけでなく、消費者の使いやすさ・分かりやすさを考慮したり、伝えたいことを表現したりすることがデザインの目的といえます。
▼デザインの勘違いされやすい意味と本来の意味
| 勘違いされやすい意味 | 本来の意味 | |
| 本質的な意味 | 視覚的なよさを設計する | 消費者のニーズを踏まえて商品・サービスの価値を伝える |
| デザインの目的 | 色や形などの見栄えをよくする | 使いやすさ・分かりやすさを考慮して表現する |
マーケティングにおけるデザインの重要性
人間が情報を受け取る際、五感による知覚のうち、視覚が8割以上を占めるといわれています。マーケティング施策を考える際にも、デザインという視覚効果は非常に重要です。
マーケティングの観点からデザインを設計することが重要とされる理由には、以下が挙げられます。
①言葉で伝えられない価値・情報を伝える
1つ目は、言葉で伝えられない価値を伝えることです。
配色・ロゴ・オブジェクト・イラスト・余白などを用いることで、文章と写真だけでは伝わりにくいブランドの世界観や商品のコンセプト、こだわりなどを直感的に伝えられます。これにより、消費者の興味関心喚起や愛着の醸成などにつながることが期待できます。
②消費者が意思決定の後押しをする要素になる
2つ目は、消費者が取捨選択する要素になるためです。
商品のパッケージや広告媒体のデザインは、消費者の印象を左右する重要な要素の一つです。商品や店舗の特徴を捉えてデザインとして視覚的に表現することで、ひと目で内容の理解を深めてもらい、意思決定を後押しできます。
また、消費者の趣味嗜好や感性に響くデザインに工夫することで、「好き」「かっこいい・可愛い」「自分に合う」などと感じてもらい、購買意欲を高める効果もあります。これにより、購入・来店・問い合わせなどのアクションを促せます。
③ブランディングにつなげる
3つ目は、ブランディングにつなげるためです。
商品のコンセプトとマッチしつつ、世界観が統一されたデザインを作ることで、商品・企業のブランドイメージを向上できます。ブランドイメージが向上すると、競合他社との差別化や顧客ロイヤルティの向上につながり、リピート率と顧客単価の向上に貢献します。
マーケティングに活用できる“デザイン思考”
デザイン思考とは、ユーザーの課題・ニーズに対して視覚的なアイデアや表現で問題解決を図るフレームワークです。マーケティングのためのデザインを考える際の思考プロセスとして活用できます。
デザイン思考のプロセスは、以下の5つに分けられます。
▼デザイン思考のプロセス
| プロセス | 概要 | 方法 |
| 1.共感 | ターゲットの意見・行動・感情を知り、共感する | ・アンケートやインタビューを行う ・Web上でのユーザー行動データを取得する |
| 2.定義 | ターゲットの課題やニーズを分析・抽出する | ・ターゲットの視点に立ち、顧客体験をする |
| 3.創造 | アイデアを創出する | ・アイデアを文字化・スケッチ化する ・一つのアイデアから連想して次のアイデアを出す ・アイデアをグループ化したり、組み合わせたりする |
| 4.試作 | 考案したアイデアを試す | ・デザインをシミュレーションする実際に制作してみる |
| 5.テスト | 評価する | ・評価基準に基づいて、使いやすさ・大きさ・形・感性を評価する ・再考・改善のプロセスを繰り返す |
デザインを脳工学で分析する
マーケティング施策にデザインを取り入れる際の新たな手法として、脳工学による分析が挙げられます。
『EX感性』は、人の感性を科学的に見える化して、デザインを定量的に解析するオンラインサービスです。商品パッケージ・広告・Webサイトなどのデザインにおいて、注目性や配色のイメージなどを脳工学に基づいて分析します。これにより、ターゲットに与える印象を可視化できるようになります。
▼EX感性のイメージ

感性脳科学と画像解析を用いて、人の感性への働きかけを見える化できるため、購買活動につながる“売れるデザイン”を導き出せます。
「デザインを通してうまく特徴・魅力を伝えられているか不安」「デザインの判断が担当者の嗜好に偏りやすい」といったマーケティングの課題を解決するのに役立てられます。
まとめ
この記事では、マーケティングの観点から考えるデザインについて、以下の内容を解説しました。
- デザインが持つ本質的な意味
- マーケティングにおけるデザインの重要性
- マーケティングに活用できる“デザイン思考”
- デザイン思考に役立つ『EX感性』
デザインには、消費者のニーズを踏まえつつ、自社商品・サービスのコンセプトを具体化して、その価値を伝える目的があります。
企業のマーケティングにおいても、興味関心を喚起して消費者の購買行動を促したり、ブランディングにつなげたりするために、デザインが重要な役割を持ちます。
コニカミノルタの『EX感性』では、感性脳工学に基づいて人の感性を見える化して、デザインを定量的に解析できます。広告の印象や注目度を分析することで、よりターゲットに適した広告を制作できるようになり、消費者の購買行動を後押しします。
EX感性に関する詳しい資料は、こちらからダウンロードしていただけます。
資料ダウンロード EX感性 | コニカミノルタ
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EX感性 – 売れるデザインを科学する
なお、広告の効果予測についてはこちらの記事で解説しています。併せてご確認ください。
広告効果を予測して費用対効果アップ! 主な指標と方法を解説
企業の販促ツールとして用いられる広告。現在では、スマートフォンやSNSの普及によってWeb広告が登場したことから、広告媒体の種類が多様化しており、競合他社との入札競争も激しくなっています。より多くのターゲットに露出するには、オフライン・オンラインともに幅広い広告媒体でアプローチを行ったり、入札単価を高めたりする必要があります。しかし、思うような効果が出ず、失敗に終わってしまうと、損失のリスクが伴います。
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